★消費税以外にも注目したい税制改革案
閣議決定され国会に提出された税制抜本改革法案では、消費税の増税案ばかりが注目を集めていますが、他にも重要な改正案が含まれています。
○所得税の最高税率の引き上げ
現行:所得1800万円超は40%
→案:その上に所得5000万円超は45%
○相続税の基礎控除の引き下げ
現行:基礎控除5000万円+1000万円×法定相続人数
→案:基礎控除3000万円+600万円×法定相続人数。さらに、最高税率の引き上げ(55%)
○相続時精算課税制度に係る贈与者の年齢引き下げ(60歳)、受贈者の対象拡大(孫を追加)
○消費税の事業者免税点制度の見直し、中間申告制度の見直し。
★定時株主総会の開催をされておりますか?
3月決算法人に限らず、定時株主総会(事業年度終了後2ヶ月以内に)を開催することとなっております。
実際には議事録などを作成するだけで済ませる会社がほとんどですが、一部株主との間で万が一トラブルが生ずるかもしれない会社は、株主総会決議の無効を訴えられるおそれもありますので、株主総会を開催しておくことをお勧めします。
あと、役員変更などもたまに忘れてしまう会社もありますのでご注意ください。
また、議事録を作成しないで、役員給与の増額や役員退職金を支給すれば税務上否認される場合がありますので注意が必要です。