★社会保障・税の一体改革関連法案が成立
消費税増税法案や年金改革法案などを含む社会保障と税の一体改革関連法案が6月26日、衆議院を通過しました。ついで、8月10日の参議院本会議において可決・成立しました。
◆消費税率の引き上げ
同法案の成立により、消費税率は、平成26年4月に8%、平成27年10月に10%と2段階で引き上げられることになります。ただし、税率引き上げに当たっては、努力目標として「平成23〜32年度の平均で名目3%、実質2%程度」とする景気条項が附則に書かれています。ですから、最終的な増税の判断は半年前の来年10月頃に行われる予定です。
また、低所得者対策として、給付付き税額控除や複数税率の導入が検討されていますが、実現するまでの臨時的な措置として、8%引き上げ時に一定額の現金を配る「簡素な給付措置」が実施される予定です。
◆社会保険の適用拡大など年金に関する改正
可決・成立した法案には年金制度に関する改正も含まれており、主な内容は下記の通りです。
○年金の受給資格期間の短縮(平成27年10月施行)・・・老齢基礎年金の受給資格期間を10年(現行25年)に短縮。
○短時間労働者に対する厚生年金・健康保険の適用拡大(平成28年10月施行)・・・従業員数501人以上の企業について、①週20時間以上②月額賃金8.8万円以上③勤務期間1年以上の要件を満たす短時間労働者に拡大(学生は適用除外)。
○遺族基礎年金の支給対象拡大(平成26年4月施行)・・・遺族となった父子家庭にも支給。
○産休期間中の保険料免除(2年以内に政令で定める日から)・・・厚生年金・健康保険等について産休期間中の保険料免除。
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